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2020-03-16

本気の社会貢献・本気のSDGs #2

こんにちは、アディッドバリューです。

今日はアディッドバリューが取り組むSDGsに関するお話。

先日の「本気の社会貢献・本気のSDGs #1」の続きです。

社会貢献のこたえ

人生とは、出会いとは、とても不思議なもので、わたしの中で漠然としていた「社会貢献」に対する意識がようやく明確になってきたタイミングでタイムリーな出会いがあるものです。ただし、それがタイムリーな出会いなのか、ただ単に意識のベクトルが向いていなかったために同じような出会いを見過ごしてきたのか定かではありません。

2019年4月にグループ会社の広報窓口としてグループ報制作に携わることになりました。年4回発行の季刊誌で20ページほどのボリューム。取り扱う情報はグループ全30社で読者はグループ全従業員の皆さんです。グループ全体でビジョンを共有し、成長戦略を描きながら企業価値を高め且つグループ会社間での一体感や価値観、文化を醸成することがグループ報発行の目的でした。

グループ報の制作を進める中で、SDGsというキーワードに出会うことになります。

持続可能な開発目標(SDGs)とは
2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます

そして同じタイミングでグループ会社に創業100年の豆腐店の二代目社長がおこしたおからクッキー『十二堂』を運営する株式会社TEN-TWOがジョインすることになったとのニュースが舞い込みます。またまた同じタイミングで自社サービスである法人様向けギフトサービス「okurimono-おくりもの-」で、お歳暮商戦に向けた新商品開発プロジェクトが立ち上がったところでした。

わたしの中の思いと3つのキーワードが交差したことで、ブレークスルーが起こったのです。

①パートナーと共に

②社業を通して 

②SDGsのゴール12「つかう責任・つくる責任」に取り組む

目標 12:持続可能な消費と生産のパターンを確保する
Goal 12:Ensure sustainable consumption and production patterns

わたしの中の「思いの点と線」がつながった瞬間です。

おからクッキーで少しでも食品ロスを軽減し世界を笑顔にしよう!

※ここで少し日本国内における食品ロス事情について共有しておきます。

・食品ロスとは本来食べられるにも関わらず捨てられた食品を指す

・平成28年度には約643万トンの食品ロスが推計された。これは世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食糧援助量(平成29年で年間約380万トン)の1.7倍に相当する

・日本国内では豆腐を製造する際に年間約70万tのおからが排出されている。その多くが産業廃棄物として処理されている。

引用:消費者庁

「やりたい!」と思ったら即行動してしまうせっかちなわたしの性格。スピード第一!を掛け声に、プロジェクトメンバーを集め、SDGsへの取り組みについて改めて共有しました。プロジェクトポリシーは寄付やボランティアではない、「社業を通じた社会貢献」の軸をぶらさないこと。これは、会社が疲弊してプロジェクトが頓挫しないためにもとても大切なことでした。

パートナーとの出会い

次に、株式会社TEN-TWOの松本社長にお会いするため、新幹線で大阪・藤井寺に向かいました。大阪・藤井寺の駅を降りると、松本社長が笑顔で出迎えてくれました。人懐っこい笑顔がまたいいんですよね。

前述した国内における食品ロスについて熱く語り終えたあと、社長自身もそれら問題を解決したいと考えており、実現方法を模索していたそうです。ここで両者の思いが合致しました。

訪問した時はまだ工場は稼働に向けて内装工事中でした。

「作業場はここです」「ここはスタッフの休憩所です」と案内していただく社長の顔は希望に満ち溢れていました。

また実際に作られているおからクッキーを試食させていただきました。

プレーン、紫芋、かぼちゃ、ココアなど様々な味のおからクッキーは、全て防腐剤を使わず無添加にこだわっており、大豆が濃いから牛乳も卵もバターもマーガリンも使用しなくても食べ応えのある美味しいおからクッキーに仕上がっていました。

中でもおからクッキーとは少し製法の異なるビスコッティがなんとも美味しく、できれば自社商品にはこの製法を取り入れたいと相談しました。工程に少し手間がかかるとのことでしたが、最終的にはこのビスコッティ製法で商品化することになりました。

ビスコッティとは、イタリア語「biscotto」の複数形で「biscotti」と書きます。英語では「biscuit」、ビスケット。
ビスコットは、ラテン語で「ビス=二度」、「コット=焼く」という意味だそうです。日本でお馴染みのビスコッティは、イタリア・トスカーナ地方の伝統菓子「カントッチョ(cantuccio)」です。

おからクッキー『Re∞soy』の誕生

東京に戻るとすぐに現地レポートを共有し、ネーミングの企画会議です。

わたし:もったない+おからで「MOKKARA」はどう?

スタッフ:ん~、ちょっと違うような・・・

わたし:リサイクルとかリデュースとか、大豆とか、社会貢献とか、全部ひっくるめて表現できないかな。

スタッフ:ん~(なんか書き込んでる)

スタッフ:(書いた文字を見せて)Re∞soyはどうですか?リサイクル、リデュースの「Re」、SDGsに永続に取り組む決意を込めて「∞」、大豆の「soy」、どうでしょうか?

わたし:それだ!それ!

resoy

-『Re∞soy』に込められた意味 -

Reduce(リデュース)、Recycle(リサイクル)の意味を込めて「Re」
永続的に取り組む決意を込めて「∞(無限大)」
大豆の「soy」

の意味。

-『Re∞soy』ロゴに込められた意味 -
ロゴは、大豆+リサイクルマークをイメージ。Re∞soyを通じて笑顔になれるよう思いをこめたデザインです。

この時点で10月、なんとかお歳暮商戦に間に合わせようと、これまでお客様からいただいたアンケート結果をもとに、箱、ラッピング、個数、価格などなどを詰めていきました。わたしたちのお客様は法人企業なので、お歳暮では下記のような回答を多くいただいていました。

・個包装であること、社内で配れるように数は少し多めがいい
・箱やラッピングが豪華だと嬉しい
・平均価格は約3,300円

そこでまず、味を4種(プレーン、紫芋、かぼちゃ、ココア)に決定しました。もちろんビスコッティ製法ですが、形状は正方形にしました。十二堂の協力を得て、試作品作りに何度もトライ&エラーを繰り返しながら、ようやく理想のクッキーを作ることに成功したのです。

中身は個包装パッケージで32枚入り。箱は少し豪華に箔押しロゴと金箔ラインを施しました。

okurimonoの独自サービスで且つ法人のお客様に人気の「メッセージ熨斗」に縁起のいい赤い紐で全体パッケージが完成。

まだこれで終わりではありません。

本気度をさらに形にするために『Re∞soy』の商標登録申請をして、自社のSDGsへの取り組みを外務省に申請、商品ページを作成し、ようやくページ内でリリースに至りました。

ここまでのプロセスはパートナーやプロジェクトメンバーにとって怒涛の日々だったことと思います。

お歳暮商戦開始の10月末にはokurimonoの法人会員様向けに、試食サンプルを配り、SDGsの理念やこれまでの自社の取り組みをご説明してまわり、初動の販売目標だった800個はあっという間に完売しました。

外務省からの嬉しい連絡

okurimonoの最大の繁忙期であるお歳暮シーズンが終わりに差し掛かった頃に外務省から嬉しい連絡が入りました。

わたしたちのSDGsへの取り組みが認められ、外務省のSDGs取り組み事例の企業欄に掲載されたのです。

超繁忙期を乗り越えたスタッフたちの顔にも笑顔がこぼれていました。

ただただ「漠然としていた社会貢献」への思いはこのようにひとつの形になりました。でもこれだけで終わりではありません。

きっとこれがスタートなのでしょう。もっともっとできることがあるかもしれません。とはいえ、企業努力として真剣に取り組んでいきたいと考えていますが、無理することなく、わたしたちなりの形で、わたしたちなりのスピードで、わたしたちなりの心で、コツコツと且つしっかりと、パートナーやお客様のご協力を得ながら、さらに高みを目指してまいります。

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