[スタッフ通信]ギフトラッピングコーディネーター
こんにちは。
okurimono専属ラッピングコーディネーターの志賀です。
先週末にギフトラッピングコーディネーターの資格を取得してきました。
今日はラッピングコーディネーターとはどういうものなのか、ラッピングの奥深さについてお話いたします。
ラッピングコーディネーターとは
今回資格認定いただいたラッピング協会では「心や気持ちを伝える伝道師であり、社会に役立つ喜びをプロデュースするプロフェッショナル」になることが必要ではないかとされています。
贈り物は人と人を結びつける「重要な役割」をしており、その贈り物に施すラッピングも「重要な役割」を担っております。
そのためにラッピングコーディネーターは心を込めてラッピングすることはもちろん、ラッピングの知識・技術・センスが求められています。
ラッピングの役割
ラッピングといっても最近ではさまざまなシーンで活用されていますよね。
ラッピングの主な役割としては下記のようなものがあります。
●贈り主様の気持ちを伝えるツールとしての役割
贈り先様への感謝や御礼の気持ちをより強く感じ取ってもらうために、綺麗な装飾を施し贈る手段です。
●企業において商品に付加価値を与える役割
各企業のオリジナリティーを持たせ消費者の欲求にこたえられるよう、より魅力的に演出する付加価値付けです。
okurimonoでは贈り主様にはオリジナリティーを持たせたラッピングをご提案し、
受け取られる方には贈り主様の感謝や御礼のお気持ちがより伝わるよう綺麗にお包みしてお届けしております。
ラッピングの奥深さ
ラッピングというものは包み方だけをとってみてもたくさん種類がありますよね。
ラッピングにおいて慶事弔事用のマナーや包む手順というものはありますが、
これが一番正しいと正式に決まっているものはありません。
だからこそ、包み手による手順一つ一つの細かさや手に取る方への気遣いで仕上がりが変わってきます。
今回講習を受けたラッピング協会では、仕上がりがより綺麗で手に取る方が開けやすいという点を重視されていました。
私個人としては普段からリボンの解きやすさを意識してラッピングしてきましたが、どうしても包みの仕上がりを重視するとのり付け部分を多くしてしまいがちでした。
実際に講習中に自分で包んだものを開けてみたのですが、市販の両面テープやテープのりは結構粘着力がありますので、のり付け部分が多いと指が入る隙間がなく、
指先で紙をつまんで開けなければいけないので思った以上に力が必要で手間に感じたのです。
そう考えてみると、綺麗なラッピングを施して感謝の気持ちを込めたとしても受け取った方が開けることに手間取り余計な力を使わせてしまうなんてことは非常にもったいないですよね。
そこで、開けやすくなる簡単なのり付けのポイントを教えていただきました。
ぜひ皆さまもラッピングする際に活用してみてはいかがでしょうか。
そのポイントは端から端まですべてにのり付けするのではなく、
真ん中あたりに1~2㎝程空間をあけてのり付けするというものです。
※のり付けする場所に緑のマステを貼っております
すると包みあげたときに指の入るポケットができ、とても開けやすくなるのです。
※わかりやすくするためにポケットを少し持ち上げてから撮影したので、本来はこのような浮きはありません。
本当にちょっとした作業ですが、このひと工夫で各段に開けやすくなりました。
開けるときの負担がなければ贈り物自体の印象が悪くなることもなく、良い気分で受け取っていただけますよね。
先程もお話したようにラッピング自体に細かな決まりがない分、包み手の配慮で受け取る方の感動につながるさまざまな工夫ができ、その工夫がラッピングの意味になると思うとラッピングって奥深いと思いませんか?
今回はのり付けをもとにお話しましたが、紙の折り目ひとつをとってみても意味のある作業だと思っています。
okurimonoのラッピングではのり付けも3点で止めているのでとても開けやすいですし、折り目一つ一つを意識して懇切丁寧にお包みしておりますので注目してみていただければと思います。
今回ギフトラッピングコーディネーターとして資格認定していただいたので、
私自身もokurimono専属ラッピングコーディネーターとしてこれまで以上にラッピングについて学び知識をつけ、手に取る方を思いながらこころを込めて作業してまいります。